泉ゆうきのブログ

40歳も後半になり、おそらく人生の半分が過ぎたことでしょう。今まで、何も取り柄の無い只のサラリーマンとして過ごしてきた為、会社を定年退職する迄の目標として、行政書士の資格取得を目指したいと思っています。でも、その前に力試しで宅建士の資格を取得したいと考えております。ちなみに2017年、2018年、2019年、2020年と4度受験して惨敗しています。宅建士の試験に合格しないと次の目標に進めないので2021年こそは合格したいです。そのような理由から資格試験合格までのリアルストーリーを中心に、日常の出来事と合わ

宅建 ~詐欺被害、第三者との関係~

 

働き方改革が取り上げられ、一昔前から比べると仕事に対する考えが大きく変わってきました。

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 何が変わったかと言うと、仕事の内容より労働時間について会社から指摘を受けることが多くなりました。

 

成果給等の会社は別として、同じ条件であれば日本の会社は仕事ができて早く帰る人よりも、仕事ができなくてダラダラと遅くまで残って仕事している人の方が残業代上乗せされ給料が多くなるシステムになっています。

経営者は根本的に賃金の考え方を見直さないと社員が副業に力を入れ始めたり、仕事のできる社員は転職し、仕事ができない社員だけが最終的に会社に残る事態になりかねませんよ。

「月間を通して残業なく定時に退社した社員は一律5万円払います」とした方が、社員はしっかり定時に帰ると思います。

職種によっては仕事量を落とす社員もでてくるでしょうが、仕事の生産性は間違いなくあがると思います。

 

さて、前回に続き取引において”詐欺行為”が発生した場合について、学習したいと思います。

自分が詐欺にあった場合、その詐欺行為に対して「取消し」ができるということでしたね。

 

では、登場人物が3人の場合はどうなるのでしょうか。

1.あなた (騙される人)

2.詐欺師 (騙す人)

3.第三者 (騙された人から土地を購入する人)

 

絵にするとこんな感じです。

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この場合、「あなた」が「詐欺師」との売買契約を「取消し」すると、前回の学習の通り、契約時点に溯って契約がなかったことになります。

そうなると、「三者」はせっかく購入した土地が手に入らなくなるのでしょうか?

しかし、「三者」は「詐欺師」だと知らず購入しているのですから、せっかく土地を手に入れたのにちょっとかわいそうですね。

 

この状況に対して、僕なりに仮説を立てて「あなた」と「第三者」を天秤にかけてみました。

 

「あなたの悪いところ」

① なんで詐欺師に騙されたの?

② あなたに落ち度はなかったの?

 

「あなたへの仮説」

① もしも、騙されて安い価格で土地を手放したとしても、お金貰っていたら、もう何も言えないのでは?

② 代金いただかずに土地を最初に明渡したとしたら、そもそも大人として問題あるのでは?

 

「第三者の悪いとこと」

① 買う相手をしっかり調査するべきでは?

② 第三者にも落ち度はあるのでは?

 

「第三者への仮説」

① 土地を得たということは、お金は詐欺師に支払済みですね?

② 土地を購入したということは、既に土地の利用目的はありますね。

 

「その他」 

「詐欺師」は詐欺が目的ですから、「第三者」からお金は受領済みでしょうね。

「あなた」は、詐欺とは言え、一度は納得した上で土地を渡しましたよね。

「あなた」は、金額的な部分が詐欺に引っかかるのであれば、「詐欺師」が「第三者」から得たお金を追加徴収することで話がつくのではないでしょうか。

「第三者」は、お金を支払い済みしょうね。

「第三者」には、土地を購入した目的があり、既にその目的の為に向けた活動をしているかもしれませんよね。

 

これらをまとめると、なんとなくですけど「あなた」よりも「第三者」の保護を優先しないといけないような気がしますよね。

 

長くなりましたが、こんなイメージで考えてください。

 

結論としては、「詐欺による取消は、善意の第三者には対抗できない」とされいます。

 

法律用語では

善意 : 事情をしらない人 誤っていない人

悪意 : 事情を知っている人 誤っている人

のような捉え方をするようです。

 

なので、この分を僕なりに解釈すると

 

「詐欺行為が行われ、その詐欺行為を取消す場合、詐欺行為が行われたという事情を知らず、その取引に関与(取引で利益を得た)する第三者いる場合、その第三者が取消を認めなければ、詐欺行為は取消せない」です。

 

絵で描くとこんなイメージです。

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では、悪意(詐欺の事実を知った上で土地を購入した人)の「第三者」に対してはどうなるのでしょうか。

絵で描くとこんな感じです。

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詐欺による取消は、悪意の第三者には対抗できる」です。

 

では、次回に続きます。

 


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