連帯保証人は1人ひとりが独立して全額返済の責任を負うのか!
皆さんの一日はどんなスケジュールですか?
おそらく大半の人の一週間は、ほぼ繰り返しの日常ではないかと思います。
僕も若いころは、刺激を求めて"繰り返しのつまらない毎日なんか嫌だ!!"と思った時期もありましたが、今では平凡で決まった毎日を過ごすことに幸せを感じています。
僕の一日はこんな感じです。
7:30頃起床
車通勤の為、8:00過ぎに子供と家を出て保育園に向かい、送り届けた後、9:00迄に会社に着くようにしています。しかし、嫁が車を使いたいときは保育園の送迎を嫁に任せ、原チャリで会社に向かうので、家を出る時間が8:00~8:30です。
原チャリ出勤は車より早く会社に着くため、ややゆっくり家をでます。
9:00出勤
朝、100円ショップで買った観葉植物に水を上げ、コーヒーを入れるところからスタートします。
僕の会社の規模は、全体で3,000人位ですが、福岡では100人位が働いており、営業をしている僕の部署は個室で分けられ、3人分の机があります。
この内容だけ聞くとどんな職場?と思われるかもしれませんが、気にしないでください。
18:00定時
18:00まで営業で外回りをしたり、パソコンと向き合ったり、打ち合わせをしたりと、あっと言う間に定時になります。
働き方改革が叫ばれる時代ですが、だいたい19:00~20:00まで残業をしています。
20:00~20:30帰宅
家に帰る前に、"帰るコール(LINE)"をするため、到着と同時にほぼ風呂が沸いてます。嫁も子供を風呂に入れていれてもらおうと期待して待っているのがわかります。
子供をお風呂に入れるのって、結構な重労働なんですが、なんだかんだ言って僕も子供とお風呂入るのを楽しみにしています。
21:00頃
ここからが一日の分かれ目です。
それは、子供が寝たら僕は部屋にこもって試験勉強やブログ作成ができるのですが、子供が寝なければいつまで経っても何もできません。
ちなみに、今日は22:30頃寝てくれた為、それからブログを書いています。
23:00を過ぎても寝ない時は、全てをあきらめて僕も寝ます。
正直なところ、最近22:00を過ぎるとホントに眠いです。
前ふりが長くなり、時間も遅くなった(現在 23:18)ので、今日は少しだけ学習したいと思います。
本日のテーマ 連帯債務者間の影響
保証契約の場合は、主たる債務者が本体で、保証債務は主たる債務に付き従っていました。
いわゆる主従関係です。
一方連帯債務の性質は、数人の債務者(主たる債務者含む)が、同一の債務に対して、それぞれが独立して全額返済の責任を負う債務となります。
ポイントは各債務者が独立して責任を負っていることです。
独立しているがうえ、保証債務のような主従関係がなく、保証債務より担保力が高くなります。
したがって、連帯保証人の1人について生じた事由は、他の債務者に影響しません。
これがどのようなものかと言うと・・・。
消滅時効というものがあります。
よく刑事ドラマなので"早く捕まえないと犯人の時効が成立してしまう!"なんてセリフを聞いたことないでしょうか。
後日、時効について学習しますが、これはある一定期間過ぎてしまった場合、または一定期間行為を起こさなかった場合、『無かったこと』になることです。
ちなみに、債権者は貸したお金の返済を10年間放置して、10年間債務者に一切の請求をしなかった場合、もうその借金は無かったことになります。
消滅時効が完成して回収できません。
この消滅時効を例にとると
債権者は、連帯保証人の3人(名前を大島、村上、黒沢とします)に9年間債務の請求をしていませんでした。
うっかりしていた債権者は、たまたま大島と道端で出会い、早く借金返せよ!と請求書を渡しました。
そして、お金を貸した日から10年が過ぎました。
この場合、村上、黒沢は消滅時効が完成しますが、大島は1年前に債権者から請求されている為、消滅時効は成立しません。
この連帯保証人の1人である大島に生じた事由は、村上、黒沢には影響しないことになるのが、他の債務者には影響しないということにです。
【宅建過去問】(平成20年問06)連帯債務と連帯保証
AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れる場合と、DからEが1,000万円を借り入れ、Fがその借入金返済債務についてEと連帯して保証する場合とに関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
- Aが、Bに対して債務を免除した場合にはCが、Cに対して債務を免除した場合にはBが、それぞれ500万円分の債務を免れる。Dが、Eに対して債務を免除した場合にはFが、Fに対して債務を免除した場合にはEが、それぞれ全額の債務を免れる。
- Aが、Bに対して履行を請求した効果はCに及び、Cに対して履行を請求した効果はBに及ぶ。Dが、Eに対して履行を請求した効果はFに及び、Fに対して履行を請求した効果はEに及ぶ。
- Bについて時効が完成した場合にはCが、Cについて時効が完成した場合にはBが、それぞれ500万円分の債務を免れる。Eについて時効が完成した場合にはFが、Fについて時効が完成した場合にはEが、それぞれ全額の債務を免れる。
- AB間の契約が無効であった場合にはCが、AC間の契約が無効であった場合にはBが、それぞれ1,000万円の債務を負う。DE間の契約が無効であった場合はFが、DF間の契約が無効であった場合はEが、それぞれ1,000万円の債務を負う
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正解 : 2
難しいので、次回も引き続き学習したいと思いますので、本日はここまでとします。
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