農園に当選して小規模農園はじめました!
夏の終わりから農業に挑戦しています。
市が運営する集合農園を4倍の倍率で嫁が当選したのが、我が家の農業の始まりです。
基本的は肉食系の我が家ですが、農園の当選と共に家族の気持ちはベジタリアンとなっています。
2年間で14000円位、およそ、4M×4Mに区切られた小さな敷地。
それが我が家が借りた畑です。
自然とは無縁な私と、父親が漁師の嫁。
お互い、農業とは全く無縁の人生を送ってきました。
そして、小学2年生にまで成長した一人息子のチビ太の3人にとって、まさに畑とは ”何ぞや?” の世界への旅立ちとなりました。
農業とはなんぞや?
単に種を蒔いたら芽が出て育つ。
そんな甘い考えを持っていたら大間違い。
もう、一言では言い表せないくらい面倒です。
ブログの結論を始めに書いてしまうのならば、野菜は自分で作るよりも、スーパーで購入した方が楽だし安いです。
農業を生業としないのであれば、趣味で作る野菜ほど高いものは無いのかもしれません・・・。
ところで、畑で野菜を作るとしたら、まず最初に何をすると思いますか?
耕したり、肥料を入れたりするのは良く聞きますが、石灰を入れるってご存知でした?
石灰の主成分はカルシウムで野菜の育成には欠かせず、アルカリ性のため、酸性雨等の影響で酸性に傾いた土を中性に戻すために使用するらしいです。
でも、ジャガイモを育てる場合は石灰を蒔いてはいけないんですって!
なぜなら、ジャガイモ自体が弱酸性の土を好むため、中性化を目的とする石灰は必要ないとのことです。
そして、全体的に耕したら『畝』を作るんです。
『畝(うね)』って聞いた事ありますか?
恥かしながら、『畝』という漢字は見た事ありますが、それが畑の『畝』と言うものを表すなんて今回農業に携わるまで知りませんでした。
このような土の盛り付けが『畝』です。
畑に4つの畝を作り、ジャガイモを育てる予定の畝には石灰は蒔きませんでした。
市が運営する集合農園には、ご高齢の指導員の方々が何人かいらっしゃいます。
それに合わせ、畑の賃借人の中にはベテランの方々も多く、色々な方々が色々な指導をしてくれます。
そうなんです・・・。
教える人によって、微妙に教え方が違うんですよ・・・。
畝を作るときもそうでした。
隣の畑のおじいちゃんが、『木の板を畝に当てて形を整えるんだよ!』と教えてくれたので、言われた通りに畝を作っていたら、市の職員のおじいちゃんがやって来て、『違うよ、まだそんなことしなくていいよ!もっと全体を耕してから・・・』なんてことを言うものだから、助けを求めようと教えてくれた隣の畑のおじいちゃんを見ると、彼は何も聞こえていないように、ただ、下を向いて穴を掘っているだけでした。
『なるほど、職員さんには誰も言い返せないのかと学びました。』
昔(それほど大昔ではありませんが)、テレビ番組で”農業は科学だ!”と言われていましたが、土の作り方一つとっても農業の奥深さを知る事ができました。
果たして、どんな野菜が収穫できるのか楽しみです(^^