田植えのイベントに家族で参加しました! ~お米のルーツを知ってますか?~
六月のある土曜日に、家族で生協が企画している稲作体験に行ってきました。
言い方を変えますと「田植えの体験」です。
息子のチビ太(5歳)が小さいうちに色々なことを体験させてあげたいという嫁の思いから、家族揃って参加することになりました。
今回が2回目の参加になるのですが、実は私自身が東京育ちで40歳半ばを過ぎるまで田植えの経験がなかったため、日本の食文化を支える米作りを体験できたことを大変嬉しく思っています。
私もそうでしたが、おそらく日本人の多くの方が田植えに少なからず興味を持っているでしょうし、一度は経験をしたいと思っているのではないかと思います。
なので今回は、私自身ちょっと田植えをかじった程度ではありますが、日本の食文化の主食である「お米」について、ちょこっと語らせていただければと思います。
ちなみに、語らせていただく内容は、イベントの参加内容程度になりますので、あまり深くは求めないでいただければと思います(笑)
まず、田植えにあたり、このような苗が準備されます。
そして、その苗を均等間隔に植えるために、一定の間隔でプラスティックの丸い球が巻かれた紐が準備されます。
それを今回のイベントではおじさんが引っ張っていました。
※近年は、機械化されているためこのような紐は使わないそうです。
↑これ見えますかね?
おじさんが、ピーンと貼った紐に付いているプラスティックの玉の間隔に合わせて、イベントの参加者達は苗を植えて行きます。
植える苗の数は、3本~5本程度と言われましたので、言われた通りにちぎって指の第二間接程度を目途に田んぼに差し込んで行きます。
植える際に中腰になるのが結構キツイですね。
植えれば植えるほど、昔の人は大変だったろうなと思います。
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ちなみに、今回はローカルですがテレビ局も取材に来ていて、夕方のニュース番組にも少しだけ映ってしまいました(^^)
後半になると、イベントに参加していた子供達はカエルやザリガニや虫取に夢中になっており、残りの苗のほとんどを大人が植えていました(笑)
ところで、皆さんはお米のルーツってご存知ですか?
野生の稲の原産地は、中国南部の長江下流域とする説と、東南アジアとする説の2つがあるそうです。
どちらが本当なのかは判っていませんが、お米の始まりは、中国か東南アジアのようです。
そして、稲作自体の始まりは、野生の稲の種を取って集めた後に、タネを住んでいる場所の近くにばらまいて、育った分だけ実を取っていくというやり方から始まったと伝えられているようです。
そのお米が日本へ伝わったのは、今から約2500年前に溯り、時代は縄文時代になります。
伝来ルートとは3つの説があり、一つは中国から、二つ目は朝鮮半島から、三つ目は台湾、沖縄経由ということですが、どれが本当なのかはおそらく判らないのではないかと思います。
今ではトラクターを使って耕すのが当然なのでしょうが、当時は集落で協力して人力で耕したり、田植えに必要な水を分けったりしていたそうです。
きっとそのような協力精神が、私達日本人に受け継がれているのではないかと私は思います。
最後に私達日本人がどれくらいお米を食べているのかというと、1955年は1人当たり111.7㎏/人・年だったのに対して、2015年度のデータでは、54㎏/人・年まで減っているようです。
いったい日本人の食文化はどのように変わってしまったのでしょうか。
パンの方がが人気なのでしょうかね???
ちなみに、今回は10アール(約100㎡)の田植を行いましたが、だいたい10アールで出来るお米の収穫量は480㎏と言われており、大人9人が一年間で食べる量になるそうです。
上の写真が、植え終わった後になります!
お米って、肥るって言われていますけど、食べると美味しいんですよね。
収穫の季節が楽しみです!