子供に何かスポーツをさせたいけど・・・その思いとは裏腹に。
息子のチビ太と嫁がスケート教室に行っているため、久しぶりに日曜日のお昼を独りのんびりと過ごしています。
スケート教室は保育園で教わっている体操教室の授業の一環で、今週の土日の二日間に渡って行われており、土曜日は私も一緒に参加してきました。
息子のチビ太は、遊ぶ事は大好きですが、運動となるとあまり得意ではなさそうです。
しかし、保育園の友達が多数参加していることから体操教室は楽しんでおり、今年の夏は体操教室主催のキャンプにも喜んで参加しています。
子供達だけが参加するキャンプのため、初めて親元を離れる息子のチビ太を私はどれだけ心配したことでしょうか。
家にいるときのチビ太は、ホントに1人では何もできません。
ちなみに年齢は5歳です。
親が何も言わないと・・・。
お片付けはしない。
気がつけばユーチューブばかり見ている。
風呂から出ても服を着ない。
進んで歯磨きしない。
外から帰ってきて手を洗わない。
靴下を履きなさいと言っても、いつも裸足のまま靴を履いて出かけるため、家に帰り着くころには足が臭くてたまりません。
なんで子供足ってあんなに臭いのでしょうか・・・。
そんなチビ太ですが、キャンプから帰ってきた時は
“1人で何でも出来た!すごいやろ!”
と自信満々に話していました。
しかし、後に聞いた話しでは、お風呂から出たチビ太がのんびりと洋服を着ていると、既に誰もいなくなっており、宿舎の中を迷子になってうろついていたそうな。
やっぱりか・・・。
先ほども述べた通り、遊ぶことは大好きですが、運動、スポーツとなると腰が引けてしまうチビ太に、なんとかスポーツをさせたいと思い、色々と紹介をするものの、どれにも適当な返事のチビ太。
唯一、自ら進んで言い出したスポーツが “バスケットボール!”
その理由を聞くと、チビ太の大好きな(おそらく初恋)近所の女の子(小2)が最近バスケットを始めたからだとか・・・。
5歳にして既に動機が不純な息子に心配は募るばかり・・・
バスケットをするかしないかは、小学生になってからの話しになりますが、現時点での問題は、体操教室でいつまで経っても『逆上がり』ができないことです。
確かに、『逆上がり』は難しいです。
そんなチビ太に『逆上がり』をさせるべく、近所の公園に一緒に練習に行くものの、2~3回鉄棒にぶら下がって直ぐにやる気を無くすの繰り返し。
そんなチビ太に父自らの背中を見せるべく、「こうやるんだ!見てろよ!」と『逆上がり』を35年ぶりくらいにトライする私。
そして、ふくらはぎをつり自滅。
『逆上がり』って予想外の筋肉を使うことを初めて知りました。
しかし、そんな練習を繰り返すうちに、やっと『逆上がり』ができるようになりました。
『逆上がり』が出来た時に、心の底から感動の言葉が漏れたようです。
“父ちゃんスゴイね!”
そう、『逆上がり』が出来たのは私の方でした。
『逆上がり』の文字とは逆に下がり出したのはチビ太の練習量です。
もう、公園に行こうともしません。
ある日の夕食の時に、嫁がチビ太に言いました。
“体操教室の発表会が3月にあるんだって!発表会がんばってね!”
それを聞いたチビ太はポツリと呟きました。
“じゃあ、3月までに体操教室辞めないとね。”
その言葉を聞いた瞬間、私は嫁を見つめ、嫁も私を見つめてきてお互いに何も言えませんでした。
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